住まい手とつくり手とが一緒になって、家族の幸せのための家づくりをすることをめざします

2013年02月26日

熊谷の家が「すむすむ」に登場

パナソニックエコソリューションズが運営する、住宅情報サイト「すむすむ」http://www.sumu2.com/ってご存知でしょうか?

パナソニック製品の宣伝の場?と思いきやそうではなく、住まいづくりに関するあらゆるコンテンツが満載の、老舗住まい情報サイトです。

その「すむすむ」の看板ページ「こんな暮らしがしたい!」に、熊谷の家が取り上げられました。
タイトルは、オープンスペースで子どもがのびのび育つ家
http://www.sumu2.com/top/life/2013_0213/

写真を並べるだけできちんと解説ができていない自前ホームページの事例紹介と違い、ふんだんな写真と文で構成され、とても分りやすく出来上がっているので是非ご覧ください!

編集者、ライターさん、カメラマンさんが遠路大阪からいらして、住み手・設計者へのインタビューと撮影を丁寧に行ってくださったのでした。
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Mさんご家族には、毎回めんどうなお願いに応えていただき感謝です。
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2013年02月20日

縁卓

昨年のことですが。

大きな一枚の板を譲り受けました。
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一帖畳より一回り大きなその板は、製材されてから50年以上は経っているそうな。
というのも、老舗の材木屋さんの先代社長さんがずっと昔に仕入れたものの、売る機会を逸してこれまで持ち続けてきたものの一枚なのだそうです。
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今回道路拡幅の煽りで倉庫を移転することになり、その一枚板コレクションを放出することに。
その材木屋と長年の付き合いの工務店社長さんのところを巡って、うちにやってくることになりました。
社長さんが私に言った一言、「勝見さん、こういうの好きでしょう」。よくわかっていらっしゃる!

材種は松。ナニ松かは分りません。
材木屋さん曰く「ヤニ松」とのことですが、これは樹種ではなく、松の中の脂(ヤニ)が凝固してしまった松のこと。樹齢が嵩んだ松はそのようになり、赤く艶のある木目をつくるそうな。
製材した状態で幅が90センチ以上あるのですから、樹齢は200年をくだらないでしょう。

板の厚みは1寸。3cmです。
一枚板と言えば、現代ではテーブルを想定しますからもう少し厚く挽くのが通常ですが、この板は50年前、おそらく床の間板用に挽かれたものと思われます。

当然床の間などない我が家では、長い眠りから覚めたこの板に、やっぱり食卓として生きてもらうことにしました。

割れと反りと虫食いを何とかし、
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脚を付ければテーブルになります。

割れを止め→反りを矯正し→表面を仕上げ→この薄い板を撓ませない脚を付ける。
書いてしまえばこれだけの事ですが、この作業を、、、自分たちでやる?!
一瞬頭を掠めましたが、すぐに断念。これだけ大きな無垢板を扱うことの難しさは、仕事柄分っております。


このブログに何度も登場しているオーシマさんにお料理はお願いすることに。
というより板の話を聞いた時から、彼女にやってもらう目論見でした猫


しばらくのお預かり後、ヤニ松板がテーブルとなってわが家に戻ってきました。

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脚の形状や板の処理は、ずべてオーシマさんにお任せしていました。
脚部を組立て、板を留めつける作業は搬入後わが家で。

脚の材質は桧。
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木目の細かい、殆ど節の無い良材です。

板は、割れ止めに契りを入れ、反り止めに横手を廻し、サンダーで平滑に、、、。
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大変な作業だったと思います〜。

テーブル下には補強を兼ねた小物置きスペースが!
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色味の違うフローリング材を利用しストライプに配しているところが心憎い!
新聞の仮置きにちょうどよい。

大満足の出来です。
「やっているうちに段々魂が入ってきて、手放したくなくなりました〜」と言っていたオーシマさん。
いつもどうもありがとう!


残るは虫食い痕の処理と塗装、です。

これくらいは自分たちでやろうね、と。

虫食いのうねうねした溝には樹脂を流しいれました。
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24時間で硬化する、収縮の少ない材料です。
色のチョイスは失敗でしたもうやだ〜(悲しい顔)
着色しなければよかった〜。
透明感のある琥珀色をイメージし、ブラウンを選んだけど、大ハズレでしたバッド(下向き矢印)

でもまあ、気を取り直して。
塗装前の研磨が次の工程です。
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サンドペーパーの粒子を段々細かいものにしながら、サンダーがけ。
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補修した虫食い痕が顔のように見える(?)と娘ヨロコブ。
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塗装は「あとりえべる」さんのクラフトオイルを刷毛塗りで。
木材の繊維に染み込み皮膜をつくるタイプの塗料です。
アマニ油とアルキッド樹脂が主成分とのことですが、化学物質臭はあまり感じない塗料です。
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研磨と塗装を3回繰り返し、蜜蝋ワックスを塗り仕上げました。
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撥水性を保つには、ある程度の艶は許容します。

塗装して、ヤニの木目や契り加工がより鮮明に。
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ちなみにこの作業はすべてAが。
私は口を出すのみで。

素晴らしいぴかぴか(新しい)
存在感たっぷりのテーブルです。
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ちょっとないでしょう〜exclamation
料理も映えますよ(実際以上に・笑)。


さてさて、前のテーブルはどうなったかって?
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タモの集成材のテーブルで、15年間使いました。

私の仕事デスクとなり第二の家具人生を送る予定で、今はオーシマさんの工房に。
転用なった際にはまたここで報告いたしましょう。


そういえば食卓を囲むこの4脚の椅子にもいわれがあるのですよ。
2006年に記事を書いていますので、よかったらお読みください。
椅子の貼替え


この、いろいろな方々の手を渡り思いも込められたテーブル。
ただの物ではなくなっています。縁卓と名付け末永く使い続けたいと思います。
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posted by katsumi at 15:02| 埼玉 ☔| Comment(0) | 住まいの設計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月09日

戦前住宅大改修

年季の入った木造家屋のスケルトン改修を行うことになりました。
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幾度となく増改築を繰り返した建物で、平屋の棟割長屋が始まりだったということですから、一番古い部分は戦前のつくりになります。

2階のこの部屋や、
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1階のキッチンの増築をしたのも、
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既に30年以上前のこと。

賃貸ししていた東側は漆喰壁に木の造作で、昭和初期の佇まいを残していますが、これとて長屋部分に後年足して作った部分だそう。
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最も古い部分の内装はボードに覆われて、年代を知る手がかりは見えませんでした。

オーナーは60代の工務店の2代目社長のMさん。
大工だった先代が少しづつ手を加えて造ってきた建物に、Mさんの代になってからは初めての大改修を行うわけです。

わかる範囲で間取りと柱位置を図に取り、耐震補強の壁配置と間取り変更をプランニングしたものの、壁内に隠れて見えない柱と、天井裏の梁配置はわからないところだらけ。

家庭内引越しと部分解体を少しづつ行い、軸組を確認しながら、詳細設計と工事を並行して進めることとなりましたあせあせ(飛び散る汗)

1階の天井・壁をはがした状態。
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やはり壁は小舞掻きの泥壁でした。
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田舎家と違い華奢!


1階と2階の間取りのズレが気になっていたのですが、あにはからんや、大梁小梁が不規則に配され、相当架構に苦労した様子がわかります。

無理な南側への増築は、この鉄の補強梁が全て担っていたというわけですね目
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材も、さすが大工さんの住まい。
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台持ち梁として使っていたのであろう丸太の古材を柱に転用しています!


小屋組みでも、火打ち梁は、なんと階段のササラ桁を使いまわし08.jpg

逞しいですね〜。

天井・壁を剥いだ2階。
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小屋組みの全容が露われました。

斜天井部分、登り梁構成かと思っていましたが、母屋を鉄骨補強していました!
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ここでも南に増築するため、鉄骨梁を多用して柱を抜きまくっています。

スケッチを持帰り、現況伏図を起こし、リフォームプランの練り直しです。
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さて、新しい暮らしを見据えた間取り変更を行い、併せてこの波乱万丈(笑)な躯体をどう補強するかが課題です。

1階の床下に基礎がなかったことにはMさんも苦笑。
でもベテラン大工のAさんは、「よくあるよ〜」と平気顔。

土の上に置いた束石に柱を立てていました。
足固めなどはなく、床組みで水平のズレを拘束していたのかな…。

こんな状態だったのに、1・2階とも床・壁の水平垂直がちゃんと保てていたのと、柱の足元や床組みに腐れがなかったことは、逆に驚きです!
世田谷の街道沿いの地盤の良さと、基礎立ち上がりが無い故の通風のよさに救われたようです。

ということで、新設の基礎は200mm厚の耐圧盤を@150鉄筋で打つことに。
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大胆にも既存柱の足元は埋め殺し、敷き土台をケミカルアンカーにて新設、既存柱横に新たに柱を設け、耐力壁を作っていきます。

さあ、これから現場と設計の追っかけっこが始まります!

もうこれ以上驚くことはないと思うので、新たなプランに向けて詳細の検討です。

今後の報告を乞うご期待exclamation








posted by katsumi at 15:59| 埼玉 ☔| Comment(0) | 住まいの設計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月13日

NHK「団塊スタイル」

番組のリフォーム特集に、建主さん宅が取り上げられました!

Eテレ、昔のNHK教育テレビ、関東ではチャンネル2番。
「団塊スタイル」なる番組があり、団塊の世代向けの暮らし提案番組の老後を見据えたリフォームの特集回に、三鷹のAさん宅が登場しました。
この事例↓
s-_mg_4672.jpg撮影:渡辺慎一
3つの事例が紹介される中、Aさん宅は、家族の関係を見つめ直すリフォームとして紹介されます。

Aさんと二人の息子さんが登場し、家族でありながらも「個」を大事にした大人なの暮らしのためのリフォームを語っています。

今週金曜(1月18日午前11:00〜11:45、再放送されますので、是非ご覧くださいexclamation
(登場は番組の後半です)


以下、Eテレの番組紹介コメント

子どもの独立や親との同居など、人生の節目を迎える団塊の世代。扉の段差を無くしたり、動線をゆったりさせるバリアフリーや、キッチンは火を使わない電化にするなど、老後を見据えたリフォームを紹介。さらに子どもが独立して、趣味やライフスタイルを充実させるためのリフォームなど、今やっておきたい住まいの見直しをお伝えする。
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【ゲスト】岡本 麗さん / 加部 千賀子さん(一級建築士)
【再放送】1月18日(金)
posted by katsumi at 07:55| 埼玉 ☔| Comment(0) | トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月05日

初仕事はジャムづくり

新年あけましておめでとうございます。

さあ、今年もバリバリ仕事を!
との決意ではありますが…。

お正月休み、まずはじめの仕事はジャムづくりとなりました。

お歳暮にたくさんいただいていたりんご。
取り寄せておいた無農薬レモン。
Aの実家の庭から収穫してきたゆず。

この3種をいっきにジャムに加工しました。

レモンジャムは、去年シチリア紀行番組をテレビで見、知ったものです。
レモンを皮ごと使う独特の製法で、いわゆる柑橘ジャムによくあるマーマレードとは非なるものでした。
レシピを検索で探し試してみたところ、美味!!
人にお分けしても好評で、あっという間に消費したので、今回は因島から5kgの無農薬レモンを取り寄せて、再チャレンジです。
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表面の汚れを取りヘタを落したら、丸ごとゆでる。
ダイナミックです。
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40分ほどゆで、鍋から上げると圧力変化でペコリと凹みます(笑)

それをザックリ小片にし、種だけ取り除き、グラニュー糖を加え煮ます。
皮ごとゆでる.jpg

砂糖が解け、トロトロになったものをミキサーですり潰し。
もう一回鍋に戻し、種から取ったペクチンを加えて煮れば完成。
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すり潰したレモンの皮と果肉の舌触りが独特で、ほんのり残る苦味がいけます。

大きめのジャム瓶で15瓶ほど作れました。
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ヨーグルトにかけてもよいですが、苦味があるのでバタークッキーに載せて味わうと最高!
バタークッキー+レモンジャム.jpg
件のシチリア紀行番組でもそのうようにしていました。


次はりんごジャム。
ジャムや菓子作りには、酸味の強い紅玉がむくと言われますが、今回はふじで。
お歳暮に、紅玉をくださる方はいないでしょうね〜。

りんごジャムは簡単な部類。
皮をむいて薄く刻んだものにグラニュー糖を加えて煮るだけです。
ふじは酸味が少ないりんご。
6個の大サイズのりんごに、レモン4個分の絞り汁を加えました。

ジャムがドロッと固まるためには、ペクチン+糖分+酸味が必要です。
りんごは元々果肉にペクチンを多く含むので、レモンを加えればOKというわけ。
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そしてゆずジャムです。

これが工程が多く、本当に面倒ふらふら
と嘆くと、「じゃあやんなきゃいいじゃない」とAから言われるのも毎度のことですが。

2kg。
よく洗ったゆずを半分に切り、種を取り出すところから。
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次に皮を薄くむき、種、皮、果肉に分類です。

途中、瓶の煮沸も忘れずに!
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その皮を細かな千切りにする。
種はお湯で煮て、ペクチンを取る。
果肉は絞り果汁にする。
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この辺までで、指はふやけ、手の関節はきしみ、腰がいたくなり、、、。
(齢のせいじゃないですよ!)

皮+果汁+ペクチン+グラニュー糖でひたすら煮る。

話は変わりますが、
「ゆず肌」という仕上げ方法が、塗装や左官にはあります。
フラットではなく、ランダムに凹凸のあるザラッとした仕上げを指すのですが。
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実際のゆずには、右のようにスッキリしたものから、左のデコボコのはげしいものまであり…。
こんなデコボコが壁仕上げになったら、びっくりですね! 面白そうだけど。

ジャムに戻します。
今回はなかなかとろみがつかず、1時間近く火にかけました。

完成は6瓶。
ゆずジャム.jpg

白いワタの部分を殆ど入れないので、苦味が強すぎないゆずジャムができ、子どももOK。


これで、冬のジャム作りは一旦終了。
来冬までもつことでしょう。

次は春のイチゴまでお休みです。


posted by katsumi at 12:40| 埼玉 ☔| Comment(0) | ハンドメイド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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