住まい手とつくり手とが一緒になって、家族の幸せのための家づくりをすることをめざします

2011年08月16日

東北支援「Tシャツ・プロジェクト」

Tシャツを、買いました。
s-DSCN3220.jpg

図柄の、羽と若葉のモチーフをよく見ていただくと、、、気付くでしょうか?
青森から福島にいたる海岸線が描かれています。

震災で津波による大きな被害を受けた岩手県の漁村「九戸郡野田村」へ、整体治療のボランティアに足繁く通われている若き整体師・谷口慶一さんという方がいます。
→谷口さんの「東北支援ブログ」

彼の活動に賛同した美術家らの、Tシャツをデザイン製作してたくさんの人に着てもらうことで彼の活動の一助にしよう、という運動が「Tシャツ・プロジェクト」です。

この図柄を描かれたローマ在住の美術作家・加藤朝美さんにご縁があり、このプロジェクトを知ることになりました。

柄の傍らに、赤い日の丸を入れた日本「GIAPPONE」と、イタリア語のメッセージが入っており、素敵です。
「若葉」にはAmore(愛)、「翼」にはVolare(飛ぶ)、「魚」にはForza(頑張れ)
s-羽3.jpgs-羽2.jpg
s-羽1.jpgs-魚.jpg
s-若葉 黒.jpgs-若葉 ライムグリーン.jpg


以下は、加藤さんのメッセージと購入方法を記したレジュメです。
是非、一読ください!
Tシャツプロジェクト.pdf

因みに加藤朝美さんは、イタリアなどの風景と建築物を切り取りブロンズ像に仕立てるという、独特の作風で活躍する彫刻家です。奥深く迫力のある作品群が、こちらで見られます。

posted by katsumi at 18:29| 埼玉 ☀| Comment(1) | 関心事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月27日

核のゴミの行方

今後時間はかかるでしょうが、日本のエネルギー政策も脱原発に向かうだろうことは期待できるし、そうなるような働きかけを我々がし続けることの必要性も感じています。
そして、原発のこと、電気のことで市民が知っておかなければならないことはまだまだたくさんあります。

そのひとつ、これまでの原子力発電によって既に生まれてしまっている核のゴミ、これの行方が今においても宙ぶらりんなままであることは、とても気がかりなことです。


原発がこの世に生まれて40年以上、毎日大量の使用済み核燃料が生み出され続けているのに、日本ではもちろん、世界においてまだ一箇所も最終処分場が無く、一時保管のゴミが溜まり続けているという事実を思うと、すぐにでも原発を中止してほしいとの思いが膨らみます。


日本では、核分裂後の燃えカス「使用済み核燃料」から未分裂のウランや生成されたプルトニウムを取り出す「再処理」をし、再び原発の原料とする「核燃料サイクル」の方法が採られています。

でも全てが再処理できるほどの施設もなく、再処理しても再利用できない高レベル放射性物質が多量に出るので、結局手におえない核のゴミが日々積み上げられ続けている状態です。

青森県の六カ所村や茨城県東海村の再処理工場以内に、ガラスと溶かし合わせ500kgに加工した棒がすでに1700本存在するとのこと。
このまま発電を続けていけば、2021年ごろには4万本!!に達するそうです。


この強力な放射能を発する棒が、元のウランと同程度のレベルに下がるには、数万年かかると言われています。
100年先のこともわからないのに、万年単位とは、、、、。今生きている人類にとっては永久と変わらないですね。


「10万年後の安全」は、世界の先陣を切って最終処分場建設の始まったフィンランドの現場を見せるドキュメンタリー映画です。
10万年後の安全.jpg

フィンランドの原発は、4基が稼動中、1基が建設中、1基が建設予定で、ここから発生する使用済み核燃料を再処理せずに、直接埋設する方法を選択。
18億年前の安定した岩盤地層の深さ500mに巨大な埋蔵場所を掘り、順次埋設し一杯になった坑をコンクリートで埋め戻していくというものです。

2004年に建設が始まり、2020年に操業開始が予定されています。
フィンランド語で洞窟や空洞を意味する「オンカロ」が施設の名称で、10万年間保持される設計になっているそうです。

その建設現場にカメラが入り作業の風景を映し出し、一方でシステム建設を請け負う民間企業の研究者や設計者、政府機関の分析官などプロジェクトに関わる多方面の人物へのインタビューで、映画は構成されています。

そこで監督のマイケル・マドセンが掘り下げようとしていることは、この施設のテクニカルな問題でなく、「10万年後」という時間の設定が、我々人類にとってどのような意味を持つのかということです。

6万年後に訪れると予測されている氷河期を経た後まで、安全を保つことを想定しているとのことですが、
果たして、10万年後の人類にこの施設のことを伝えることができるのか…。
10万年前、今のヨーロッパで暮らしていた人類は、ネアンデルタール人でした。

監督が、地中深くのオンカロの壁に書かれた技術的なメモを見つけ、これは洞窟壁画であると感じたといいます。ただし、狩猟や宗教行事を描いた今の我々にもつながるイメージのものではなく、未来人から見たら、完全に精神性を欠いた世界に映るだろうと。

政府や電力会社にとってこの施設は、原発をもう一基つくるための戦略の一つであり、主眼は「核廃棄物問題の解決」を宣言することであり、10万年間存在できる施設をつくることは、その手段でしかないのであろうということも、背中を寒くさせます。

センセーショナルな表現の無いSF映画を思わせる静謐で美しい映像から、負の遺産を後世に伝えなければならない人類の罪深さがひしひしと伝わってきました。


フクシマの収束が見えない渦中の日本。
だからこそやるべきことはわかっていると思うのですが…。






posted by katsumi at 13:05| 埼玉 ☔| Comment(0) | 関心事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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